投資用語集

産金コスト

英語
all-in costs
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鉱山会社が金を採掘するコストのことで、人件費などのフローの操業コストだけではなく、減価償却費などを加えた総コストを指している。

金鉱山は労働集約型の産業のため、地表近くの安価に採掘できる場所は掘り尽くしてしまい、地下へ地下へと掘り進んでいるため、人件費が上昇し、産金コストも上昇する傾向にある。

金価格が産金コストを下回ると多くの鉱山会社は赤字にとなるため、産金コストは金価格の安値限界ラインを示す指標として重視されている。

産金コストには、鉱山採掘費や鉱石処理費から成る鉱山キャッシュコスト(Mine Site Cash Costs)、鉱山キャッシュコストに精錬費、副産物利益、権利料を加えた総合キャッシュコスト(Total Cash Costs)、総合キャッシュコストに減価償却費を加えた総合生産コスト(Total Production Costs)、総合生産コストに企業の管理費、金利、特別コスト、資金調達コスト等を加えたコスト合計(All-inCosts)というカテゴリーがあるが、通常産金コストはコスト合計(All-in Costs)を指す。

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