食料自給率
- 英語
- rate of food self-sufficiency
国内の食料消費が、国内の農業生産でどの程度賄えているかを示す指標のことで、個別の品目の重量から計算した品目別自給率（個別品目の国内生産量÷個別品目の国内消費仕向量）、カロリーを用いて計算した一国の総合的な自給率であるカロリーベース総合食料自給率（国民一人一日当たり国産熱量÷国民一人一日当たり供給熱量）、生産額を用いて計算した一国の総合的な自給率である生産額ベース総合食料自給率（食料の国内生産額÷食料の国内消費仕向量）があり、一般にカロリーベース総合食料自給率が用いられることが多いが、カロリーベース総合食料自給率には、国内農業生産が変わらなくても輸入が減ると自動的に自給率が上昇することや、廃棄した食品が多ければ多いほど食料自給率が低くなるといった問題もあり、日本を除く海外諸国はカロリーベース総合食料自給率の計算されておらず、政策として無意味であると主張もある。
