投資用語集

タックス・エクイティ

英語
tax equity
関連語
内国歳入庁 , セーフ・ハーバー・ルール
カテゴリ
経済 ,

米国において再生可能エネルギーへの一般的な投資形態のことで、他に課税所得を持つ投資家がパススルー主体から税額控除を買い取る形態。

再生可能エネルギーを開発している事業主は収益を上げられる段階に至っていないものが多く、再生可能エネルギーに適用される代表的な優遇措置である投資税額控除によるインセンティブ供与は、支払うべき税金から投資額の一定割合を控除するものであるため、税務上の恩典を規定しても、そもそも税金を支払う立場にない者にとってはインセンティブとならない。そこで再生可能エネルギー投資とは別事業で利益を上げていて、節税をしたいと思っている企業が、再生可能エネルギーベンチャーに対してパススルー投資形態で投資をし、税額控除を買い取ることで、節税できる企業、資金調達のできるベンチャー、再生可能エネルギーを促進できる政府のいずれもメリットを享受できる。

この仕組みは、ソーラーや風力発電の資金調達法として確立されていて、内国歳入庁(IRS)もセーフ・ハーバー・ルールを発表して後押ししているが、リーマン・ショック以降は、タックス・エクイティー投資で有名であったAIG、リーマン・ブラザーズ、モルガン・スタンレー等大手金融機関はその経営が揺らぎ、投資家としての恩典をが少なくなったため、タックス・エクイティ投資は現在停滞傾向にある。

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