ベージュ・ブック

FRB（連邦準備制度理事会）が、FOMC(連邦公開市場委員会）の開催される約2週間前の水曜日に公開される、12の地区連銀による経済概況報告のことで、表紙の色がベージュ色であることから、通称｢ベージュブック｣と呼ばれている。

ベージュブックの内容は、2週間後に開催されるFOMCでの議論のたたき台となるため、金融政策を予測する上で重要な資料とされ、FOMCでの金融政策変更は「織り込み済み」となることも多いが、FOMCでの決定が予測に反する結果が出ると、マーケットの反応は大きくなる傾向にある。

また、主要な景気項目について網羅的に評価・解説が行われるため、経済状況の概要を把握する際にも重宝される。

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