外国株式
- 英語
- foreign equity
海外の企業が発行している株式のことで、日本国内の金融商品取引業者を通じて取引を行うためには、予め各金融商品取引業者が定める様式の外国証券取引口座に関する約款の交付を受け、外国証券取引口座を開設する必要がある。
外国株式投資には、日本にはないユニークな事業を行っている企業や高配当の企業等、成果期待のチャンスは様々にあり、為替差益による利益も期待できるメリットがあるが、金融商品取引法に基づく企業内容の開示は行われておらず、情報収集が国内企業と比べて困難なこと、活動範囲が世界的規模に拡大している企業ほど、地域の紛争、事件、事故、災害等の影響を受けて、株価が大きく変動する可能性が高くなるといった価格変動リスクに加え、為替リスクも伴うというデメリットもある。
外国株式の取引方法
- 国内の金融商品取引業者を利用
- 国内委託取引
国内の取引所に上場されている株式の取引で、日本証券業協会や証券取引所の諸規則に基づいて行われる。国内株式同様、取引はすべて円で取引され、売買代金の決済は売買の成立日から4営業日目になる。
- 外国取引
国内の金融商品取引業者を通じて外国株式の売買注文を外国の市場に取次ぐ方法。投資家保護の観点から、金融商品取引業者が勧誘を行うことにより注文を受けることができる外国株式の対象は制限されている。取引に関しての金銭の授受は、円貨または金融商品取引業者が応じる範囲内で投資家が指定する外貨による。
- 国内店頭取引
国内の金融商品取引業者が投資家の相手方として外国証券を仕切り売買する方法で、投資家保護の観点から、金融商品取引業者が勧誘を行うことにより注文を受けることができる外国株式の対象は制限されている。
- 国内委託取引
- 海外の金融商品取引業者を利用
直接海外の金融商品取引業者に口座を開設する。