集団行動条項
- 英語
- collective action clauses
- 同意語
- CAC , キャックス
迅速かつ秩序だった債務再編の実現するために、一定数の債権者(通常は8〜9割)の合意に基づく債権の内容の変更の同意が、非同意の債権者に対しても強制的に適用されるとする債券発行契約中の条項のこと。
集団行動条項は19世紀のロンドン市場で始まり、同市場の起債の7割にはこの条項が入っていて、2001年のアルゼンチンによる債務不履行額計1000億ドルに上る世界最大規模のデフォルト後は国際通貨基金(IMF)の後押しもあり、それまでほとんど取り入れられてこなかった米国市場においても徐々に取り入れられている。