投資用語集

社外取締役

英語
outside director
関連語
独立役員
カテゴリ
会社・経営 ,

株式会社の取締役であって、現在及び過去において、当該株式会社またはその子会社の代表取締役・業務執行取締役もしくは執行役または支配人その他の使用人ではないもの(会社法2条15号)のことで、日本では経営不祥事が続くなか、経営の透明性、株主重視の経営の必要性が高まり、取締役会の監督機能強化を目的として、2002年の商法改正により導入された。

社外取締役は業務執行機関と直接の利益関係がない社外の経営者や有識者が選ばれ、社内における業務執行活動には従事せず、取締役会の監督機能強化、経営に対する監視、業務執行の適正さの保持などを期待され、社外取締役の導入は拡大する傾向にあるが、米国と比べ社外取締役の占める割合の圧倒的な低さ、社外取締役としての人材不足や、代表取締役の友人など個人的関係からの抜擢など、本来の意図からかけ離れた社外取締役の活用などが危惧される面もある。

また近年ではエンロン事件のように企業から便宜を受けて社外取締役の独立性を失ってしまうという問題が表面化したため、より独立性の高い独立役員の導入の動きもある。

カテゴリー「会社・経営」の他の用語

カテゴリーの用語一覧 >


ページの先頭へ