授権株式制度
- 同意語
- 授権資本制度
株式会社において、予め定款で定めた発行可能株式総数の範囲内であれば、取締役会決議等ででいつでも新株発行をすることができる制度のことで、既存株主や会社債権者を保護しつつ、経営上の判断により迅速な資金調達を可能にすることを目的としている。
ただし既存株主や会社債権者を保護するために、会社の設立に際して発行する株式の総数は、公開会社でない会社を除いて、授権株式数の4分の1以上でなければならず、また株式譲渡制限会社を除き授権株式数を発行済株式総数の4倍を超えて増加することはできないという4倍規制が設けられている。
