投資用語集

世界食料価格危機

英語
world food price crisis
関連語
ランドラッシュ
カテゴリ
穀物 ,

2007年から2008年にかけて起きた世界な食料価格の高騰とそれに伴う開発途上国を中心とした国々での政情不安、経済不安と治安悪化のことで、この期間で、世界のコメの価格は217%上昇し、小麦は136%、トウモロコシは125%、大豆は107%上昇した。

食料価格高騰の原因としては、世界各地での凶作、バイオ燃料の利用の増加、食糧備蓄の減少、商品市場への資金の流入、アジアにおける需要の増大、原油価格の上昇、グローバル資本主義への変化等があげられていて、この価格高騰によりアジア、アフリカの開発途上国を中心に暴動や社会不安が起こった。

また、世界食料価格危機後には、食料を輸入に頼る国が自ら食料を確保することを目的に、アフリカや南米、旧ソ連圏の未開発の農地を大掛かりに買収するランドラッシュが起き、問題となっている。

世界食料価格危機の主な原因

  • 食料のバイオ燃料への転用

    オバマ政権のバイオエタノールを再生可能燃料(バイオ燃料)推進による穀物(特にトウモロコシ)をバイオ燃料への転用で供給が脆弱に
    (世界の穀物生産量は約20億トンの内1億トンの穀物が燃料への転用されているといわれている)

  • アジアの需要の増加

    アジアにおいて中産階級の人口は劇的に増加し、ライフスタイルと食生活の変化が起こり、より多くの種類の食物と肉類の需要が高まり、より多くの農業資源への需要に繋がった。

  • 原油価格の上昇の影響

    原油価格の上昇は、肥料、食料の輸送、工業化された農業に影響を与えた

  • 世界の食糧備蓄の減少

    貿易自由化の影響で、食糧の輸入が容易になったことから各国は食料備蓄は低い水準になっている。

  • 金融投機

    世界金融危機を受け、大量に資金が証券市場から商品先物市場に流入し、食料生産のグローバル化を反映して世界の食品価格に影響を与えた

  • 農家への補助金

    先進国による歪んだ農業補助金制度による農家への支援は食料価格の形成に歪んだ影響を与えている

  • 自然災害による収穫不足

    米国に続く世界第2位の小麦輸出国であるオーストラリアでの旱魃による小麦とコメの大幅減産、コメの輸出国のミャンマーを襲ったサイクロン・ナルギスの影響によりコメの価格が上昇した

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